Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

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最新号

ゲームジャーナルNo.60 本土決戦1945~オリンピック作戦からコロネット作戦へ~

表紙

解説

1945年11月。彼らは来た。
南九州の海空を覆う航空機の大軍と大艦隊の支援のもと、宮崎海岸、志布志湾、吹上浜に、連合軍の大部隊が上陸を開始したのである。
あなたは「国体」を護持し、帝国陸海軍の「有終の美」を飾れるか?


[特集]
前史:本土決戦への道 ~マリアナ沖から沖縄まで~
帝国陸海軍最後の戦い ~オリンピック作戦からコロネット作戦へ~
帝国陸海軍最後の秘密兵器 ~ロケット戦闘機秋水から伊400まで~
国家存亡の秋 ~鈴木貫太郎内閣の成立と終戦の奇跡~


[特別企画]
ゲーム討論:「萌えゲー」と「キャラゲー」はボードウォーゲームを救うか

[連載]
リプレイコミック 松田大秀
帝国陸海軍の虚像と深層 長南 政義
日本戦史雑話 大山格

最新SLG情報/GAME GUIDE/絶版ゲーム再生Project/Mrことくの過激にレポートするぜ!/中国ウォーゲーム事情/知られざる名将たち/データでみる日米海戦/B級SFゲーム分科会/ASLの戦場

MAP

内容

1945年11月。彼らは来た。

1945年8月15日。陸軍が起こしたクーデターにより、小磯内閣の退陣を受け成立したばかりの米内内閣は瓦解。昭和天皇は事実上の軟禁状態に置かれ、生き残った数少ない穏健派の重臣たちは「こんなときに鈴木貫太郎が生きておれば…」と、226事件で暗殺された老海軍軍人を想って天を仰いだが、かわって成立した阿南内閣はポツダム宣言を拒絶し、聖戦の断固続行を明言した。
一方原子爆弾の開発に大幅な遅延を生じていたアメリカ政府は、日本本土上陸のダウンフォール作戦実行を決断。
かくしていくつかの歴史の綾が、大日本帝国を歴史上最悪の破局へと、追い込んでいく。
そして、1945年11月。彼らは来た。
南九州の海空を覆う航空機の大軍と大艦隊の支援のもと、宮崎海岸、志布志湾、吹上浜に、連合軍の大部隊が上陸を開始したのである。

「本土決戦1945」は、鈴木貫太郎が226事件で暗殺され、原爆開発が遅れて本土決戦に突入した場合の仮想戦を、「真珠湾強襲」システムで再現した、シミューレーションボードゲームです。
ゲーム開始時、日本本土の全エリアは日本軍の支配下にあり、各エリアの支配は「支配マーカー」で表示されていますが、「支配マーカー」のうち1枚の裏面が帝国の統治大権を象徴する「国体」マーカーになっており、「国体」マーカーを連合軍に奪取されれば日本軍プレーヤーは無条件で敗北、さもなければゲーム終了時に支配しているエリアのVP等で勝敗を判定する。
あなたは「国体」を護持し、帝国陸海軍の「有終の美」を飾れるか?あるいは、国家民族を滅ぼした亡国の戦争犯罪人として、歴史の法廷で裁かれることになるのだろうか?

ゲームデータ

テーマ
鈴木貫太郎が226事件で暗殺され、原爆開発が遅れて本土決戦に突入した場合の仮想戦を、「レイテ湾強襲」システムで再現。
カウンター数
198駒
マップ
ハーフマップ2枚
カード
32枚(カード2シート)
ゲーム期間
1945年11月~46年6月
ゲームの範囲
北海道・沖縄以外の日本本土全域
プレイ時間
4~6時間
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)