Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

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最新号

ゲームジャーナルNo.51 それぞれの関ヶ原/武田遺領争奪戦争

表紙

解説

時に慶長5年9月15日。
関ヶ原の野で、繰り広げられる天下分け目の決戦。
その激闘を、山上から冷やかに見下ろす視線があった。
お味方すべきは東か?西か!?
決めるのはあなただ!!

[特集]
ワイドグラビア「小早川秀秋の憂鬱」
ヒストリカルノート「日和見大名たちの関ヶ原」
ヒストリカルノート「もう一つの後継者戦争」
プレイガイド「お味方すべきは東か?西か!?」
プレイガイド「盗るのは誰だ!?」
デザイナーズノート「ウォーゲームデザイナー遠藤祐美子、華麗に推参!」

[特別企画]
日本史ウォーゲーム 20年前の 宿題の採点は?

[連載]
リプレイコミック 松田大秀
坂の上の雲では描かれない日清戦争 別宮暖朗
日本戦史雑話 大山格

GAME GUIDE
絶版ゲーム再生Project/第二次大戦部隊編成分析シリーズ/データでみる日米海戦/知られざる名将たち/B級SFゲーム分科会/ASLの戦場

MAP

内容

それぞれの関ヶ原

史上初!日和見大名たちの視点から関ヶ原合戦を再現!
本作の最大の特徴は、プレーヤーの立場が従来にないユニークな立場を再現している点。
通常関ヶ原合戦のゲームと言えば、一方のプレーヤーが東軍となり、もう片方が西軍をプレーするものが全てと言っても過言ではないが、本作ではプレーヤーは従来のどのようなゲームとも異なり、小早川、吉川、長宗我部、島津の4大名のなかからいずれか一大名をランダムに選び、その勝敗が勝利条件となる。
そして、両方のプレーヤーが交互に東軍と西軍をプレーするので、プレーヤーは相手の正体がどの大名であるかを推測しながら、相手プレーヤーを出し抜き勝利を目指さなければならない。
他のプレーヤーの勝利条件が不明な状態でプレーするウォーゲームとしては、従来弊誌18号収録作「張儀」25号収録作「謀略級三国志」等があるのみで「関ヶ原の合戦」テーマでは初めての試みである。
また、一対一の戦力差戦闘、最低敵一ユニットをマストアタック、ZOC離脱不可ルールと戦闘後前進強制ルールなどの一見シンプルな処理により、いったん戦闘に投入された軍勢はプレーヤーの意思に反して勝手に戦場を動き回るようになり、混沌とした戦国の合戦模様が鮮やかに描写されている。
他の大名の動向が五里霧中で疑心暗鬼にとらわれていた本合戦の全く新しいアプローチに道を拓いた画期的な作品!

ゲームデータ

テーマ
1600年9月15日関ヶ原の合戦を日和見大名たちの視点から再現
カウンター数
108
マップ
ハーフマップ1枚
ゲーム期間
1600年9月15日本戦当日(1日)
ゲームの範囲
関ヶ原盆地の合戦場
プレイ時間
1~2時間程度
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)
2

MAP【2】

内容【2】

武田遺領争奪戦争

「天正壬午の乱」を改題。
本能寺の変後の旧武田領を巡る、徳川、上杉、北条の三大名の争いを、2人のプレーヤーによる対戦型ゲームとして再現する。
各プレーヤーは、徳川、上杉、北条の中から二大名を1個づつ受け持ち、残る一大名は「第三勢力」となる。
1ターンは、徳川、上杉、北条の三大名がそれぞれ2回づつ行動する、6回のフェイズから構成されるが、「それぞれの関ヶ原」同様、各プレーヤーは相手がどの大名を担当しているのかが、わからない。
このためゲーム開始後しばらくの間は、両プレーヤーが徳川、上杉、北条の三大名を交互にプレーすることになる。
従って、ゲーム開始当初は、1ターン中に2回ある自分の担当大名のフェイズのうち1回が相手プレーヤーにプレーされることになるが、プレーヤーが自分の担当大名を公表すれば、担当大名のフェイズは2回とも自分でプレーすることが可能になる。
ところが自分の担当大名を早期に公表すると、相手プレーヤーには「第三勢力」がどの大名であるのかが判明するのに対し、自分には「第三勢力」がどれであるのかがまだ分からないために、残る二大名のうちどちらを叩くべきかが分からない。
このように、自分の担当大名を公開するタイミングが早すぎると不利益を招く場合もあり得るので、プレーヤーは「第三勢力」の大名を上手く利用し、相手の正体がどの大名であるかを推測しながら、自分の担当大名を勝利に導かなければならない。
また織田の残党ユニットを攻撃して除去すれば、そのユニットの裏にあるアイテムチットとして使用可能になる。
かつてないユニークな状況を斬新な視点で描いた、徳川・上杉・北条三国武田遺領争奪戦の決定版!

ゲームデータ【2】

テーマ
本能寺の変後の旧武田領を巡る三大名の争いを二人プレーで
カウンター数
90駒(1駒1000~3000人)
マップ
ハーフマップ1枚(ポイント-ポイント)
ゲーム期間
1582年~83年
ゲームの範囲
甲斐、信濃、上野および周辺諸国
プレイ時間
1時間程度
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)
2