Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

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最新号

ゲームジャーナルNo.45 東部戦線前進せよ!

表紙

解説

第一次大戦テーマで新機軸を拓いた「西部戦線異状なし」の待望久しい続編が登場!

「西部戦線異状なし」で採用された「デッキメイク」+「カードドリブン」システムをさらに発展進化させた先進的なシステムで、プレイアブルかつ作戦の奥が深いシステムで第一次大戦を再現。
特に、本作では主戦線であるロシア戦線に加え、バルカン戦線、北イタリア戦線、ガリポリ戦線などの支戦線に部隊を展開させる必要があり、戦略的バリエーションの幅が広くプレーヤーの戦略眼が問われる展開になる。
さらに、本作と「西部戦線異状なし」と連結することにより、ついにフルマップ2枚、400カウンターの壮大な規模で、第一次大戦の東西両戦線の全貌をプレーすることが可能になる。

簡潔かつ奥が深いシステムで、手札の構築によるプレーヤーの作戦・戦略性と、イベントカードのドローによるランダム性を組み合わせた新機軸を切り開く、野心作!

MAP

カード / ユニット

内容

基本システムは、最初から自軍デッキにありプレー中毎ターン繰り返し使用できる「作戦カード」と、毎ターン1枚づつランダムにデッキに加わり、ゲーム中1度しか使用できない「イベントカード」からなる自軍デッキの中から、作戦に応じて任意にそのターンの手札を構築し、そのターンの計画を決定する。
そして両プレーヤーが交互に手札をプレーしていくが、この際に複数の手札を組み合わせた「コンボ」としてプレーすることにより、通常では考えられない強力な攻勢が実施可能になる。
イベントカードには「毒ガス」「ロシア革命」「中立国参戦」「ヒンデンブルク攻勢」「フランツヨーゼフ帝死去」など東部戦線の状況を再現する様々な特殊な効果があり、ゲームの進展に従って少しづつプレーヤーのデッキに加わっていく。
特に、このゲームの中心になる作戦カードが「重砲支援」と「機関銃」である。
プレーヤーは厳重に防御された敵エリアを奪取するには敵エリアに自軍ユニットを送り込む必要があるが、「重砲支援」で目標エリアを事前に叩いておかなければ、敵の強力な「機関銃」にて容易に叩き返されてしまう。
しかし突入した部隊は直後に敵の「重砲支援」で容易に叩き出されてしまうため、「別働隊」「独立部隊」「突撃」「回復」などのコンボを巧妙に組み合わせる必要がある。
これらの作戦カード、イベントカード等のコンボを組み合わせることにより、プレーヤーは状況に応じて第一次大戦の本質を再現した様々なオリジナルな戦術を駆使することが可能になる。

ゲームデータ

テーマ
第一次世界大戦の東部戦線をキャンペーン級で再現
カウンター数
198
カード枚数
48枚(作戦カード32枚 / 戦略カード16枚)
マップ
フルマップ1枚
ゲーム期間
1914年~1918年
ゲームの範囲
ヨーロッパロシアおよびバルカン・北イタリア戦線
プレイ時間
3~4時間
プレイヤー数
2人
難易度
3(5段階、5が最高)