Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

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最新号

ゲームジャーナルNo.36 真田軍記

表紙

解説

「大坂の陣で大坂方が真田幸村の作戦を採用したら?」
慶長十九年、大坂城に入城した真田幸村は、関東方との開戦に際し、宇治・瀬田に出陣し、関東と西国の連絡を絶って、京・大和を抑えて関東方を各個撃破すべきだと主張した。
史実では保守的な豊臣家首脳は大坂城籠城策を選択したが、大坂方がもしも幸村の作戦を採用していたら、どうなっただろうか。
「真田軍記~決戦!大坂の陣~」はこの歴史のIFを実現できるウォーゲームである。
ゲームには、真田幸村、豊臣秀頼、毛利勝永、後藤又兵衛、明石全登、徳川家康、徳川秀忠、伊達政宗、藤堂高虎、上杉景勝、その他150名以上の史実の大坂の陣で登場したオールスターに加え、真田昌幸、宇喜田秀家、福島正則などが参戦していたら?というIFシナリオも試すことができる。
あなたは、精鋭真田隊で宇治・瀬田に豊臣の旗を立て、家康の首を取ることができるだろうか?

MAP

内容

ゲームには、東は三河・越前から、西は播磨・丹波までの近畿地方ほぼ全域が含まれており、史実を遙かに上回る壮大な規模で、幸村の戦略を検証できる。
ゲームシステムは、移動-反応移動-強行軍-合戦の手順を繰り返すが、特徴的なのが、反応移動と強行軍をおこなう際は武将の行動力チェックをおこない、成功した場合のみ行動できるが、ほとんどの武将は行動力0、徳川家康ですら行動力3に過ぎないのに対し、大坂方のエース真田幸村は行動力6。
また戦闘はサイコロを二個振り、ファイアーパワーで武将の戦闘力差がそのままダイス修正に付くので、戦闘力5の真田幸村と戦闘力1の東軍武将が戦った場合、大坂方の攻撃は+4、関東方の攻撃は-4されてしまうので、幸村に掠り傷を付けることも難しい。
しかしながら大坂方の最大の弱点は、武将の率いれる戦力が小さいことで、たとえば実に14ユニットを率いる徳川家康に対し、真田幸村は僅か3ユニットを率いるに過ぎないため、外線で迫る関東方の大軍に対し、少数精鋭の大坂方が内線で立ち向かうという構図になる。

Q&A、エラッタ、最新版ルール

ゲームデータ

テーマ
大阪の陣の架空戦
カウンター数
252枚
マップ
フルマップ1枚
ゲーム期間
慶長19年(冬の陣シナリオ)
慶長20年(夏の陣シナリオ)
ゲームの範囲
西は播磨、東は三河まで
プレイ時間
2~6時間程度
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)
3