Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

Game Journal.Net ゲーマーによるゲーマーのためのボードSLG専門誌

最新号

ゲームジャーナルNo.7 中央軍集団東へ

表紙

解説

情報
最新SLG 情報/提供:ボードウォーク

特集:中央軍集団東へ
ワイドグラビア
Replay &Guide:中央軍集団東へ/白岩資史&田島準
1941 年夏:バルバロッサ作戦ドイツ中央軍集団ゲームレビュー/野上 靖
中央軍集団の戦い:1941 年6 月22 日~8 月3 日/佐藤俊之
赤軍縦深戦略の研究/佐藤俊之
1941 年のモスクワ陥落とソ連邦の降伏について/柿崎唯
リプレイコミック/松田大秀
ウォーゲームデザイン序論/ふ~ら~中村

特別企画
イラク戦争2003/園次郎
誌上ビッグ対談/天津老師vs アサノ尊師
ゲームガイド
Street of Stalingrad/渡辺裕之
For the People/近藤友樹
Pacific Battles Volume1 The Rising Sun/錦大帝
ヒトラーズ・ラスト・ギャンブル/伊崎龍次
ROME/高木秀司

連載
東部戦線作戦史/図書太郎
封印された第一次大戦/別宮暖朗
フリードリヒ大王と啓蒙時代の戦争/二木"Markgraf v.Sapporo"太郎
ASLの戦場/今日も6ゾロ
ゲーマーたちの太平洋戦争/大林真人
日本戦史雑話/大山格
ウォーゲームメーカーの興亡/佐藤俊之
南寧攻防戦/中村達彦
B 級SF ゲーム分科会/いしだたかし
ヒトリカルゲーマーのための映像アイテム/堀江隆靖
知られざる名将たち/刑事ボロンコ
世界バカゲーム悲報/竹中清貴
ゲームジャーナルNEWS

概要


 1941年6月22日早朝、突如ドイツ軍の大部隊がブーク川を渡り、ソ連領内に侵攻を開始した。歴史上最大の戦役、バルバロッサ作戦の開始である。
 モスクワへ向かうのは中央軍集団、先鋒はグーデリアンとホトが率いる装甲部隊。
 奇襲を受けた赤軍は大混乱に陥り、無謀な反撃を繰り返して次々と各個撃破されていった。
 ミンスクで赤軍大部隊を包囲殲滅した中央軍集団は、さらに東へと向かう。
 目標はモスクワへの門、スモレンスク。
 グーデリアンは開戦後僅か3週間で、ドニエプル川を越え、スモレンスクに迫る。モスクワへの門を閉じんとスモレンスク周辺に大部隊をかき集めた赤軍と、モスクワへのかんぬきをこじ開けんとするドイツ軍との間で、大規模な遭遇戦が開始されつつあった。
 しかし、開戦時の混乱から立ち直った赤軍は、次第に統制を取り戻しつつあった。赤軍はドイツ軍との戦いで学習し、そしてここで決定的な新兵器を投入しようとしていた。
 両軍血みどろのモスクワへの門をめぐる戦い、そこでグーデリアンが見たものは!?

MAP

解説

バルバロッサ作戦における国境~スモレンスクまでの中央軍集団の進撃をチットシステムで描く。
 本作品の最大のユニークな点は、赤軍にコマンドチェックとドクトリンの制限ルールが課せられている点である。
 赤軍は各軍ごとに作戦チットが分けられており、ランダムに引かれたチットに対応する軍が行動可能になると言う、チットシステムとしてはオーソドックスなシステムを採用しているが、行動可能になった各軍ごとにコマンドチェックをおこない、その結果によって防御を選択したり、勝手に攻撃や突撃を強制されられてしまう。これにより、如何にも大戦初期の赤軍らしい混乱した行動が再現される。
 また、赤軍は最初はスタックもできないし、共同攻撃もできない、所属が異なる軍に隣接できない、退却の結果は損耗で消化しなければならない、移動に制限があるなど各種のドクトリンルールによって縛られている。
 ところが毎ターンドクトリンチットを引いていくことによって、次第に戦術が向上し柔軟な作戦が可能になっていくのである。
 斬新なコマンドコントロールルールと画期的なドクトリンシステムを採用した、今年最大の野心作。

Q&A、エラッタ、最新版ルール

ゲームデータ

テーマ
バルバロッサ作戦における中央軍集団の進撃
カウンター数
250枚
マップサイズ
フルマップ1枚
ゲーム期間
1941年6月~7月
ユニットの規模
1ユニット1個師団
プレーヤー数
2人
難易度(5段階、5が最高)
3